お稽古事のマナー⑧ (2012/6/28 Thu.)
これまで、お稽古事を通した先生とのコミュニケーションについて書いてまいりましたが、今日は少し進んだ「意欲」「熱意」についてお話したいと思います。お稽古事では、レッスン料やお月謝が付き物です。そこでクエスチョン!お月謝は教えてもらう「何か」のための対価とお考えでしょうか???確かに、先生にとっても教えることは仕事ですから、対価は必要です。ですが、だからと言って、全てを先生から与えてもらえうるもの。。。と受け身の姿勢ばかりでいてはなかなか上達には結びつきません。上級者になるにしたがって、ただ教えてもらうのを待つ。。。というのではなく、自ら取り組み、アプローチしていく姿勢が自身の成長につながり、先生の意欲をも生み出すことになる、とは思いませんか?上級者になればなるほど、出来ることは全て自分で取り組んだ上で、更なる導きを与えていただくレッスンが自分のためになるのは納得ですよね(^_-)-☆お月謝はその導きに対する感謝の気持ち。お稽古事は、気持ちと気持ちが通い合う、素敵なコミュニケーションの機会なんですね~\(^o^)/
でもでも、すべてのお稽古事がそんなガチンコばかりではないでしょう。好きなこと、興味のあることを先生とのコミュニケーションの中で学んでいく♪そんな、人生にステキな華を添えられるような機会になりますよう、お祈りしています。
お子さんのお稽古事でやむを得ず出張レッスンのスタイルをとられる場合、親御さんには「お稽古事におけるパワーバランス」に特に気を配られることをおすすめします。出張レッスンでは「訪問」というスタイル故、先生からご挨拶やお礼を述べられる機会が多くなると思います。ですがそのことで、お子さんが先生を敬う対象としてとらえられなくなるようでは、せっかくの機会も台無しになりかねませんものね(^_-)-☆
今月は6歳6月6日の「お稽古事始め」にちなんで書いてまいりましたが、今回を一応の区切りといたします。今後とも、なにかご質問・ご相談ありましたらコメント欄やメールにてお問合せいただければ。。。と存じます。お稽古事の機会が、その上達だけでなく、コミュニケーション力を育てるチャンスの場としても活かされますようにm(__)m
by manners-gontarica | 2012-06-28 16:59 | お稽古事のマナー