ある日のセールスマン (2012/2/17 Fri.)

先日。この冬にしては珍しい冷たい雨の一日。趣味のカリグラフィーの教室に「トントン」とノックの音。レッスン中の訪問者はめったにいないので一瞬緊張感が走ります。扉を開けて入ってきたのは濡れた傘を留めずにたたずむ一人の青年。「ごにゃごにゃごにゃごにゃ.。o○」。???(・・? どうやら、営業職の若者である。。。ということは伝わってきましたが、もちろん先生は「講座中ですので~(ごめんなさい)」。「そうですか」と、それだけ聞き取れましたその青年は、静かに去って行ったのでした。
う~む。。。アレでは伝わらないなあ~.。o○は全員一致の意見。営業職はとても大変で、心身ともにハードなお仕事でしょう。ですが、会社の顔であり代表であることも常に意識する必要がありますね。ビジネスチャンスはどこに転がっているかわかりません。セールマンの印象が会社の印象となり、信頼へとつながっていくのです。
相手の時間の邪魔をするという意識と相手への敬意。自分が何者なのかを伝え、何をしに来たかを丁寧に伝えられなければ、その時の結果は同じでも「社員教育のできていない会社だなあ~」という印象と「しっかり教育できている会社だなあ~」という印象。どちらが組織人としてふさわしいかは、おのずと知れたところです。

具体的には、訪問先にはコートは脱いで外を内に折って腕にかけ(コートは防寒だけではなくホコリを防ぐものでもあるからです)「お忙しいところ恐れ入ります」なり「お邪魔します」「突然申し訳ありません」などの笑顔での挨拶、正した姿勢とお辞儀。ハッキリと聞き取れる表現で、自分がどこの誰で、何を扱っていて何の目的で現れたのか。そして、相手の反応に対してふさわしい言葉。直接売り上げにはつながらなくても、どこかへつながるかも知れない少しでもの可能性を残せることが、プロフェッショナルのお仕事と言えるのかもしれませんね。冷たい雨で濡れた傘は一緒に持ち込む事は避けた方が賢明でしょう。

ですが彼は疲れ切っていたのかも。。。追いかけていって少し声をかけられたら、何かアドヴァイスでもしてあげれたらよかったかな。。。と、少々反省もいたしました。おせっかいですかね。。。(^^ゞ

こうしなきゃいけない、ああしなきゃいけない、と考えると煩わしく感じるかもしれませんが、その裏に隠された心を感じ、社会人としてコントロールしていけるようになったら。。。ただただ漠然と大変なだけではなく、やりがいも、楽しさも、面白さすら感じられるようになるかもしれませんよ(^_-)

よくある質問は「ノックは何回ですか?」これには私は「2回はトイレノックです」とお答えします。そして「日本のビジネスシーンでは3回が一般的です」と加えます。ノックは、何回しようが相手に伝わればいいと思われるかもしれませんが、このようなマナーを知っていることは魅力の一部となって評価されることもあるわけです。
ちなみに、欧米ではやはり「2回はトイレノック」「3回はプライベートノック」「4回は正式なノック」と、使い分けられています。いずれもTPOに応じて使い分けられたら素敵ですね(*^^*)

就活中の皆さんへ
面接でのノックは何回だろう???と気になる方にはやはり「3回ノック」をおすすめします。そして「失礼します!」の一言は「言いながら開ける」「言ってから開ける」の、どちらも正解ですが、私なら「言いながら開ける」を選択します。より相手に伝わる方法の方が効果的だと思うからです(^^)
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by manners-gontarica | 2012-02-17 00:00 | ビジネスマナー